2年目看護師の看護覚え書き。

せっかくなら看護を楽しみたいから。脳神経外科病棟2年目看護師による勉強ぶろぐ。

てんかん発作をゆるくまとめてみた。

 

昨日夜勤明けだったのですが、

てんかん発作を起こした患者さんがいたのでしっかり勉強しようとおもったので

ブログにまとめていきます。

そもそもてんかん発作とは

てんかんは、大脳皮質ニューロンの異常な興奮によるけいれんなどの発作症状(てんかん発作)を反復する、慢性の中枢神経疾患である。とのこと。

ずっと思っていたのがてんかんとけいれんの違いって何。

調べてみると、

けいれん発作は症状のことで発作性でおこる不随意な骨格筋の運動のことらしい。

けいれんは発熱や不整脈電解質異常、外傷などいろんな原因でおこる。

同じような感じに思っていたんですけど全然違うんだなって。

 

てんかん発作の診断の流れ

 

①問診、身体診察

②脳波

てんかん性異常の有無の診断。波形から発作型と病型を推定

MRI

・発作の原因となる脳の器質性病変がないか

 

これみたときに、脳波って発作が起こらないときも異常でるの?

っておもったんだけど、てんかんの患者さんが脳波をとったときに50%は正常脳波が出るらしい。当然何回も脳波検査をすれば異常な波形が出る確率も高くなるんだけど、何回検査をすればいいのかというエビデンスはない。そして0.5%の正常な人にも異常な脳波がでるらしい。

(てんかん診療ガイドライン2018参照)

 

てんかんの診断ってむずかしんだね( ;∀;)

てんかんの病型や発作型についてはまた後日まとめていきます。

 

てんかんの治療

 

2回目からの発作で再発率が上がるため原則2回目の発作がある時点で抗てんかん薬の内服が開始となる。2年以上の長期の服薬が必要。

 

てんかん薬は神経の興奮性シグナルを抑制するものと抑制性シグナルを興奮させるものにより過剰興奮を抑える働きがある。

てんかん薬についてはまた後日まとめます。

 

てんかんシリーズ続きます。